ロックマンX アニバーサリーコレクション2の感想

ロックマンXシリーズをまとめて変えるアニバーサリーコレクションの2を買って攻略みながら全作品一応のクリアを成し遂げましたので感想をつらつらと。このXシリーズ衰退の歴史をなぜ買ったかというとまぁXシリーズの特に2と4が大好きだったけど5から全然やったことないので、前評判は知ってますがまぁそれを追体験してみたかったからです。この目的自体は十分すぎるほど成し遂げられたと思います。 以下それぞの感想をば。

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ロックマンX5

初心者にとても優しくないロックマンX4といった感じ。フォースアーマーが強すぎてパーツ集める意味がほぼないし、アルティメットアーマーも他のパーツ集めなくてもそのまま入手できちゃうのでほんとパーツいらんな?難易度はX4に比べると全体的にかなーり高くなってて今思うと歯応えはありました。ただしバイクステージは許さん。そしてX5のシグマはまじで強いのでアルティメットアーマー装備で丁度いいぐらいです。フォースアーマーでは勝てる気がしません。

全体的にはX4を高難易度化したゲームで、その代わりにフォースアーマーが初期から使えてオートチャージやオート連射が導入され、今思うとバランスが取れたゲームにはなってる、か??という感じです。ただストーリー進行に異常に切羽詰まった制限時間を設けて試行錯誤の余地を難しくしたり、ボスのレベルシステムが結局初心者泣かせ or ただ疲れさせるかという感じになってていまいちな部分もあります。とはいえバイクステージ以外は歯応えアリアリの高難易度ステージぐらいでおさまってて楽しかった、かなあ?という気もするんですよね。まぁX6から本当に酷いから比較するとなんですが…

ロックマンX6

X6は、個人的にはXシリーズで一番酷い作品です。X7もクソゲーではあるんですが、クソゲーとわかってればまぁ楽しめる部分あるんですがX6はただひたすらに不快でした。X5を超える超高難易度のトゲ配置、回避の余地を無くす異常な弾幕、同じ中ボスと5回も戦わせる頭のおかしい8ボスのステージ、そして怒りが頂点に達したゲイト戦、、Xシリーズと名はついていますが今までのシリーズとは全く毛色の違うゲームに仕上がった結果、プレイストレスだらけです。

特にゲイト戦はプレイ感がひじょーーーーに悪く、まともに戦ってはいけない敵に仕上がってるのは許し難いです。相手の特定攻撃手段をある意味で反射しないとダメージを与えられないのに、反撃不可の体当たりを乱数で連発してくる上に、下手に避けると特定攻撃手段の反射が難しくなるので倒せなくなるってなんですか。結局サブタンク実質2積みで一切攻撃を避けずに体当たりを我慢し続けるのが「正解」です。文章で書いてるとギミックボスに私がケチつけてるだけに見えますが、本当にプレイ感が最悪なんです。信じてくれ。

Xシリーズ終了の元凶は次のX7なんですが、Xシリーズが「終わった」こと自体はこのX6が原因じゃないかなと思います。ここで初心者への優しさやらレベルデザインやらを捨てたのは大変まずかったんじゃないでしょうか。

ロックマンX7

ロックマンDASHのような名作3DにならなかったロックマンXがこれでした。クソゲーだとわかっててかつ攻略みながら進める分にはまだいいんですけど、これをフルプライスで買ったらきっっっついだろうなあと思います。コンセプトは悪く感じなかったんですが、出来上がってみるととにかくカメラワークが最悪ですね。ステージの先がと物理的に見えないので死にながら覚える感じになり、プレイ感はよくないです。「やりたいことはわかるがあんまり楽しくない」というのが全体の感想でしょうか。ゲームを一旦作った後にやるべき作り込みを全て放棄してしまったダメさがあります。とはいえ難易度そのものはX6より激減したのであんまり世間でいうほどストレッサーにはならなかったんですよね。不思議なもんです。

ロックマンX8

アニバーサリーコレクション2で最高の出来を感じるゲーム。というかいきなりまともになられたのでプレイ中困惑してました。3Dシューティングを強制される面なんかはストレスありましたが、まず2Dアクションとして楽しいものに回帰してます。また、アーマー集めてパーツをつけるたびに強くなるのを楽しんだり、ネジ メダルを集めてX達を強化して敵を殴っていけたりと楽しめる要素が結構多いんですよね。隠し要素も対応したナビゲーター入れることで攻略なしでも頑張れるようになってたりさまざまな配慮を感じかなり好感はもてます。特にイカロスアーマーとか揃えると、エックスが凶悪なジャンプ力やとチャージショットを発揮しだすので集めた甲斐があって楽しいんですよね。メダルの収集をやらされるのはアクションゲームとしてはどうなのと思う面はありますが、よく出来ているゲームではあります、X124の次ぐらいには面白い作品になったんではないでしょうか。


総評

ゲームシリーズはこうやって衰退していくのか…という感慨にふけられる作品集です。X5〜X7はプレイ感が悪いので最後のX8が救いです。やってる最中は本当にX6にストレス感じまくっていたし、今思い返してもX6こそが最悪のゲームだったと思うんです。X7はまだ生温かい目で見れる余地があるんです。それを皆さんにも体験して欲しい、いや体験してほしくない。