ミレニアムゴジラ

虚無アドベントカレンダー3日目です。

今回の虚無はゴジラ2000ミレニアムです。

 平成ゴジラは見てた記憶があるんですが、2000系全然見たことねーなーと思い、Huluでの公開を契機に見たわけです。こんな虚無力高い作品だったとは…

雑なストーリー解説

ゴジラが日常化した世界、深海から回収した宇宙人の円盤が突如起動し、テラフォーミングを開始する。それはゴジラに阻まれるも、円盤自体が怪獣となりゴジラを取り込みその能力を得ようとする。しかしゴジラとの戦闘に破れ怪獣は爆発四散する。

虚無ポイント

  • 怪獣出現の理由がなんというか薄っぺらい…  円盤引き上げたら起動したってだけって。
  • 今回の敵である宇宙人の円盤と怪獣のCGがあまりにもちゃちい。。
  • 雑なCGの極地、突然のタコ型宇宙人CG登場
  • 「怪獣がゴジラを取り込もうとしている!」→そのまま火炎打ち込まれて死亡の知ってわーおれ知ってたわーな展開
  • 怪獣が倒された後、「ゴジラー!おれを倒してみろー!」みたいなことを叫んでゴジラに殺されるゴジラ対策本部長(っぽい人
  • 全てが終わった後、主人公「我々はゴジラと共に生きていくしかないんだ」→ ゴジラが突如熱戦を街に向かって吐く。街は火の海に、というゴジラに拒否されてるじゃねーかなラストシーン

散文

一言で言うと、雑さが半端ねえでした。ストーリーの雑さも酷いですが何と言っても怪獣周りが酷い。円盤が怪獣化するプロセスが、液体金属化→突然のタコ型宇宙人化→怪獣へ、というものなんですが、液体金属からタコ宇宙人のところの雑なCGの連発がやばいやばい… 俳優が非常に豪華だったのに反してこちらは金が足りてない様子。

トドメがラストの虚無っぷりです。圧倒的な力を誇るゴジラに自制心壊れちゃったのか、ゴジラ対策やってた方が突如発狂しゴジラに殴られて死亡。その姿を見てゴジラとの共生しか道はないとひとりごつ主人公の返答が、熱線放射による街の壊滅!そしてそのままエンドロール!もう虚無った笑いが盛大に出てきました。(ゴジラはこのラストまで街に対しては熱線を吐かなかったので、最後の最後でそれやっちゃう?ってので衝撃受けました。

良くも悪くもあのファイナルウォーズへと到達してしまうことを予見させる映画でしたね。ミレゴジちゃんんと消化しなきゃ。

はいふりをふりかえる

虚無アドベントカレンダー2日目は、蒼き鋼に続く海のミリタリー萌えアニメであり海上保安庁も応援するアニメ、ハイスクール・フリートです。

美少女とWWII+現代の艦艇群が登場し、戦闘シーンもまずまず入っており、萌えミリタリーものとしては高得点な作品なだったのではないでしょうか。私もこの作品大好きになりました。

しかしながら、特に一周目では虚無になるシーンが多かったのも事実です。(わたしはそれでさらに好感度上がったけどな!)はいふりをふり返らねばならんとですよ。ふりかえらねばならんとですよ!

虚無ポイント

  • 一話の「はいふり改めハイスクール・フリート、始まります!」の滑ってる感
  • 教官に砲撃される理由が初見では意味不明で、真相が明かされるのがだいぶ先
  • わりと容赦なく味方に実弾で攻撃するはれかぜ乗員
  • 「鉄の塊が空をとぶわけないじゃん」→「墳進魚雷!発射!」
  • 異常な硬さの装甲を誇る武蔵(いや史実もそうなんだけどさぁ)
  • 突如始まる赤道祭
  • 赤道祭で上がったテンションから一気にダウナーになる展開
  • はれかぜ、轟沈
  • (円盤付属の設定資料集で声優さん全面に出してくるのやめて…)

散文

ハイスクールフリートは多数のツッコミどころが作品を映えさせていたと思います。航空機のない世界感での海戦で、いきなりアスロック発射されたら突っ込まざるをえないでしょう。航空機はないけどロケット技術はあるんすよ。Civ4科学技術勝利狙いかよと。

それに訓練生をWWIIの旧時代艦とはいえガチガチの軍艦に燃料弾薬食料満載の状態で載せて反乱おこされるってストーリーガバガバに見えるところも虚無ポイントが高まるところです。おまけにミサイルがない世界なので武蔵は死ぬほど硬い。何故彼らをあのような強すぎる艦に乗せて訓練に出したのかと当時は虚無感覚えました。

しかしこれは、はいふりの失敗点の一つだと思っていて、ブルーマーメイドは女性版海保で主任務は救助みたいな出し方をしたのがアカンかったと思います。設定的に前身時代はハワイ王立海軍所属だったことからも、ブルーマーメイドは純然たる軍事組織であることが伺えます。護衛つってもWWIIの海上護衛戦の世界だったと考えるべきでしょう。そう考えると色々納得がいって、一話の「演習」というのもガチの軍事演習だった可能性があります。武蔵が弾薬満載で出港したのもそういうことなのでしょう。だからこそ海戦はもっともっと欲しかった…!しかし日常的な部分とのバランス感も捨てがたい… 海戦これ以上増えると、凄まじい虚無感を生む突然の赤道祭が消えちゃいそうなんすよね。

そして最終話のはれかぜ轟沈シーン、あれの虚無感は本当に半端無かった。あまりの虚無感で放送時は見た瞬間爆笑してしまいました。今考えても曳航してようやく港についたのにそこで轟沈ってどう考えてもおかしいと思うんですが、ストーリーの締めとして沈まなければならなかったのでしょう。強引さがまぁほんとに虚無ってます。

とかなんとか長々といろいろと書きましたが、虚無度の高さを差っ引いても本当に面白い作品なので是非円盤買うことをおすすめします。金を投げ捨てて設定集読むの楽しいよ。

悪魔鮫

  

虚無アドベントカレンダーでは今年虚無った作品を紹介しております。記念すべき初回です。紹介する作品は…デビルシャークです! 

見ろよこの無残なパッケージをよぉ!

デビルシャーク [DVD]

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 まさに悪魔という感じのバーニングゴジラめいた鮫にエクソシストが立ち向かうこの構図。これは否が応でもフィールが高まります。そして期待通り…本編はそりゃもうひどいものでした!

虚無ポイント

  • デビルシャークはただの粘土色の鮫
  • 映画の時間の大半は悪魔に取り憑かれたねーちゃんがフラフラしてゲロ撒き散らしている
  • やっと登場したエクソシストは悪魔祓いの経験がなく、本で読んだ程度の知識
  • 当然悪魔祓いには全く役立たずで空から降臨した鮫に襲われ退場
  • 要するに、鮫vsエクソシストなんて無かった
  • エンドロール後にデビルシャークに憑かれて幼児退行したねーちゃんのプライベートビデオが始まる。全くもって意味不明な上に長い

散文

とにかくこの映画、ストーリーが全く動かないままにねーちゃんがふらふらしてるだけのシーンが長すぎて、こっちは終始真顔が続きました。鮫映画つーよりエクソシストものじゃなかろうか…

しかし、エクソシストものとして見ても、神父は何の役にも立たず悪魔に敗北しますし、悪魔祓いのシーンも実質何にもしておらず、悪魔に取り憑かれたねーちゃんにゲロをぶっかけれた上に後光がさした鮫が空から降ってきて退場します。エクソシスト映画に求められるバトル的なことは何にもしてません。神父が退場するのでデビルシャークの退治なんてなされることもなく本編は終わってしまいます。なんなんすかねこれ。

この虚無感をもっと共有していきたいので、記事を見てしまわれた方々は宅配ゲオってくだされ。無意味な時間を過ごすのも楽しいよ。

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今日の学び

RDS

レプリケーションに関するRDSの制約が酷い。

  • replicate-do-db使えねえ
  • mysqldumpにtrigger=0 events=0 routines=0 必須
  • それでもCREATE ALGORITHMだのDEFINERだのは入ってくるから消去しないとエラー

ただこちらも対抗作としてENGINE=BLACKHOLE芸を決める手がある。これを覚えてないとかなり制限を受けそうだ。

(そもそも今はpipeline使うのが主流なのか?

 

unbound

なにこれ死ぬほど簡単。

gihyo.jp

 

最近試したことのメモ:

# mysql5.6 + sslの挫折

# mysql5.7 + sslの成功

qiita.com

# SD誌12月号読了

# graphite carbonに独自メトリックを投げる

Feeding In Your Data — Graphite 0.10.0 documentation

How To Install and Use Graphite on an Ubuntu 14.04 Server | DigitalOcean

試したのはUbuntu 16だったがUbuntu 14のインストール方法がそのまま使えた。独自メトリックについては、netcatするだけってクッソ簡単だったので何故今ままでTODOリストを温め続けてたしって…

 

 

見解

虚無虚無言ってるがこの呼び名が正しいのかとちょっと思う。
もとはクソアニメ愛好家であったが、クソ映画にも食指を伸ばしたところで、「クソ映像作品愛好家」ではいまいち長いのでなんとかならんかと思ってたところ、「虚無」という言葉を思い出したのでコレをつかうことにした。

私にとって虚無とは、元はあまりにもクソなアニメをみたときに感じる虚無感を指していたように思う。が、あまりにもクソアニメ・クソ映画愛好具合が鍛えられてしまい、もはや虚無な作品を見ても爆笑するようになってしまった。

もはやあの頃の虚無を感じないのに虚無愛好部といって良いのか、大変微妙な問題である。普通の人なら虚無を感じるであろう作品という意味で虚無ということにしてるがもっといい言葉出てくれば変えたいところである。