ステラーブレイド レビュー

韓国産の大作コンシューマゲームということに新鮮味を覚え、ジャンルもSEKIROライクな3Dアクションだということで買ってみたステラーブレイドですが、一応三周して全END見たのでレビューを残そうかと思います。

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点数的には、エルデンリングを100点とすると、85点といったところ。
以下箇条書きでポイント列挙。

良かったところ

  • SEKIROライクの弾きと回避を主体に据えた戦闘の気持ちよさ!特にボス戦はかなり歯応えがあり、何度も死にながら弾きタイミングと回避タイミングを覚えていくのが本当に楽しくてやりごたえあり。(逆に雑魚はちょっと堅すぎたかな…)(あと、後述しますがこの戦闘スタイルをぶち壊す要素あり)
  • 回避アクションにブリンクとリパルスという要素をいれることで、弾き→特殊回避→反撃という流れを作ったこと。ボス戦はこれを覚えていくことが第一歩で、とにかく決まると爽快なアクションなので高評価。
  • 意外と装備の方向性にはいくらか幅があるので試してみると色々な発見がある。
  • 美麗グラフィック。私は尻派ではないのでそこまで嬉しくはなかったのですが、とにかく美女のケツを拝み続けられます
  • ボリュームの程よさ。上手くやれば20時間台で終わるらしい。(わたしゃもっと掛けた気がするけど) お値段のわりには少ないかも…というのはありますが、ぶっちゃけこのぐらいの方が今のわたしには程よい
  • ダンジョンの種類もいくつかあって飽きさせない。突然銃しか使えないダンジョンとか出てきて焦らされるが、それはそれで楽しいようにデザインされていたり
  • ニーアオートマタ的、あるいは洋ゲー的な至れり尽せりサブクエスト。ぶっちゃけ完全にポイントマーカーに沿って移動していればいいものも多いですが、そういう作業的なものが最近好きだったり
  • 細かいアクションでの評価ポイント多数。ツイッター上でも見ましたが、はしご移動で後ろから掴んだときにくるっと前側に回転するアクションなど、芸が細かい快適さがある。

難点

  • 攻略記事 ( https://nida3001.hatenablog.com/entry/2024/05/01/163322 ) の方でも書いたが、実はSEKIROスタイルの戦闘よりもベータスキル中心の戦闘スタイルの方が圧倒的に楽かつ高火力でスピーディーであり、ぶっちゃけ敵の攻撃にお付き合いする必要は無い。これに気付くとボス戦が一気にワンパターン化する。(言ってしまえばボスを「固める」ことが出来てしまう。これはこれで楽しいのだが)
  • 案外サブクエでの恩恵が無いわりに、メインダンジョンでガイドに従わずに探索した箇所に強化アイテムが多数配置されている。初見で素直にガイド通りに進むと難易度が上がるという罠。しかもサブクエで挽回不可なので、プレイ時間かけてやりこんだつもりなのに大して強化されないままボス戦に挑むことになったり。。
  • 砂漠マップの異常な高難易度。全般的に雑魚敵が堅くて高火力で難易度が高いのだが、一番心折られるのはマップ施設を利用するための、ある種探索準備クエストで本作でも屈指の強ボスを倒す必要があること。(明らかにレベルデザインミスってるよ…)
  • 挙動に微妙な癖があり、アクションで謎解きするところで妙に死にまくる。(○×△□のところでまーじで死にまくりました)
  • 細かい部分だが、周回を補助する要素が多数あるわりに、会話スキップできないところや待つだけイベントのような場所があり、そこだけ妙にテンポが悪くなってしまう
  • ワープできるセーブポイントとワープできないポイントがあるところ。ゲームデザインとしては分からなくもないのだが、とにかく不便さの方が先にくる。(アルテスレボアはこのせいで二度目の探索をしようとすると極めて不便)
  • (挙動がまんま獅子猿だったりマレニアだったり一心だったりするボスが出てくるのでこれ大丈夫かー???)となるところ

総評

いや難点は色々目立つんですが、ボス戦がかなり歯応えあって楽しくて良かったので点数そのものは高いんですよ。特にブリンクとリパルスやカウンター系のスキルを決める戦い方だと、最初苦戦しますが徐々に相手に有効打が入るよりになり、成長感と爽快感が得られます。(まぁそれをぶち壊す勢いでベータスキルで固める戦い方が簡単で強すぎるし有効なんですが…)
ただ、あまりにSEKIROでニーアなのでオリジナリティ要素で加点というより、どうしても減点主義になってしまうんですよね。その点で言うと悪目立ちする箇所もあるので、よく考えるとこれはどうか…な面が色々湧いてきます。
が、それを差し置いてもボス戦は良いんですよ。ボス戦は。早くボスラッシュ実装のアップデートが来て欲しいです。