豆狸のバケル クリア後感想

微妙ゲー!あるいはガッカリゲー! クリアしたので、そう、胸を張って言えます。
しかし良いゲームには良い…としか言えないのにこういう微妙ゲーには不満点が具体的な言葉として言えてしまう自分が悲しい。

良かったところ

ステージのバリエーションに関しては本当にすごい。ここはいくら褒めても良いでしょう。合掌造りのステージだの各種レースステージだの城ステージだの、どんだけアイデアが浮かんでくるねんと言わざるを得ない。各県の名物的なものを上手く絡めつつ多様なステージを作ったその力は認めざるを得ないです。しかもそれが60ステージ以上全部できたもんで。

悪かったところ

バケルのファンからやたら評判の悪いIGNの記事にだいたい同意してます。(やたらゴエモン擦ってたり、おみやげがどうこういうのはあんまり同意してないが)
jp.ign.com

とにかく、アクションゲームとしての出来が悪い。これに付きます。
何が悪いってカメラがとにかく悪いです。見える範囲が案外狭く、自動回転があんまり心地よくなく、そして何より距離感が非常に掴みづらい。ジャンプ距離やジャンプ高度が体感でスゲー分かりづらいのでやりづらいんですよ。おまけに後半ステージは当然アクション難易度も上がっていくんですが、落下するとチェックポイントからやり直しなのと組み合わさって滅茶苦茶ストレスになりました。いや、アクション難易度が上がること自体は良いんですよ。実際最後の方のステージは緊張感あって良かったですし。問題はせっかくステージ難易度が上がってるのにカメラのせいで距離感が異常にわかりづらいなかそれをプレイしなければならないことで。(あまりに距離感がわかりづらいので64マリオやってるような気分になりました…)また、このカメラが原因でやたら3D酔いします。通常ステージを数ステージであんな酔うと思わなんだ。


あとは戦闘面やっぱり微妙ですね。桃太郎への変化覚えてしまえばLR連打するだけで全部終わりますし。まぁヌルゲーマーのわたしとしてはそこはいいんですが、私のHORIプロコンだとLRボタンが堅めなので連打するとかなり指が痛くなりましたね。ここもマイナス点です。あとカメラのせいで敵が視界外にいることが多いため、LR連打してると視界外の敵が何故か死んでいるという状況になりがちなのが、これでいいのかと。逆にボス戦で回避してカウンタゲーしたり、ロボ戦とかはそんなに嫌いじゃなかったんですけどねえ。

で、バケルってカメラと戦闘面が微妙という欠点があるため普通のステージやっててあんまりおもしろくない割に、めっちゃくちゃ大ボリュームのゲームになっててこれが逆に私の発狂ゲージ上げました。なんと60ステージ以上あるんですよ!? 明らかに日本全県巡りというテーマが見えたので50ステージあることは覚悟してぐんにょりしてたんですが、まさかそこから10ステージ近く増えるとは… ステージ増えて満足かというと逆に疲れが溜まるので私は困りました。

総評

ステージアイデアの豊富さは褒めるべきだと思いますが、肝心の3Dアクション部分が微妙すぎて私は良い点あげられません。10点満点中5点ぐらい?切り貼りした映像としては面白そうに見えても実際にやってみるときっつい部分が多くて褒められないっす。個人的にはもっとステージ数を絞って、その分3Dアクション面を詰めて欲しかったなあ。まぁゴエモンみたいな見た目のものが出てきたので期待値が高すぎました。