2018年夏アニメも終わったので感想をば。
今期はプラネットウィズやハイスコアガールのように正統に面白い作品や、ちおちゃんやあそびあそばせのような一級のギャグアニメ、ヤマノススメサードや遥かなレシーブのようなレズレズしいのもあって大変楽しめました。が、私はクソアニメと虚無アニメ(とレズアニメ)の愛好家なので、百錬覇王とLoVについてをば。
百錬の覇王と聖約の戦乙女
百錬覇王は、なろう系異世界ものにふんだんにラノベテンプレこと石鹸枠を混ぜ込んだ我々が望むタイプのクソアニメの名作でした。むしろ石鹸枠になろう系のエッセンスをいれた作品なのでしょうか。
物語の格子の部分はわりと普通に戦記ものをしているのですが、なろう系や石鹸枠的なテンプレで実況民にコールアンドレスポンスさせたり、軍事面政治面の描写で微妙にツッコミどころを入れることで私を楽しませてくれました。
ツッコミどころでは例えば、「巨大な盾を円陣に配置して籠もって立て籠もる」というやつですね。小学生の発想といえばそうな見た目のインパクトから出されるシリアスな笑いは非常に良かったです。もちろんこの後の謎ダンスもね!
(余談ですが、この円陣盾を戦術的に馬鹿にしてた某一連のツイーヨはなんだかなあと思いました。如何にも小学生の発想という点で批判されてたようですが実際に巨大な盾をズラリと並べて破れと言われたらかなり厳しいでしょう。そこは迂回されたらどうするねんという批判が欲しかった)
総括して、なろうや石鹸枠の築き上げたテンプレ部分にツッコミどころ多めの政治軍事描写とクソアニメ的アクセントが上手くハマった作品だと言えるでしょう。なんとなくおかしい感じのツッコミどころを如何に作り込まれているか、これが楽しめるクソアニメかどうかの差なのかもなと思わされました。
ロードオブヴァーミリオン 紅蓮の王
ロードオブヴァーミリオンは虚無アニメ界に残る名作でした。感想は、、なんというか言葉にできないので箇条書きだと、
- OPは良い
- 絵も綺麗
- 説明皆無のため展開の意味が何もかもわからない
- 伏線不足の唐突な展開が多く、物語にキャラが振り回される。ついでに視聴者も振り回される。
- 一話の唐突な指パッチンおじさんの登場が面白すぎる
- ヒロインがいきなりデレたり主人公の敵になったりと起伏の激しさがまた良い
- 最終話でラスボスが崖から突き落とされてフワーッ!となるのが面白すぎる
... etc.etc.
総括して、意味のわからないストーリーの動かし方で視聴者の頭を空っぽにしつつも、たまにあるアクセントで大笑いできるという虚無アニメらしい虚無アニメだったと思います。おかげで土曜の睡眠時間が大きく削られました。