アストロボット クリア後感想

Astrobot、メインストーリークリアして最後の試練もクリアしましたので感想。

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メインステージ部分に関しては、「3Dマリオの楽しいところだけ集めて、ストレスレスにリメイクした作品」に完全になっていました。ステージやギミックの作りなんかは易しめのマリオそのものでしたが、非常に多いチェックポイント、無限残機、仲間救出やパズルピースなどは取ったらその場でシステム的にも取得扱いでステージクリアいらずってのは本当にストレスがない。ヌルいっちゃヌルいんですけど、「ぶっちゃけストーリー上の収集アイテム取ってステージクリアまでやるのダルくない?」と言わんばかりにストレス要素な部分を炙り出していて良かったっすね。収集のためにステージもう一周やるときもアイテム取った瞬間ステージから出ればいいのでかなり楽でした。で、おまけに収集要素の場所がわからん探索弱者には解答を教えてくれる鳥をステージ二周目からすぐに出してくれるのがほんまありがたい。わからなくてイライラする、クリアできなくてイライラするという要素を徹底的に消していって「楽しい」と思える部分だけを残す姿勢には感動しました。この部分はメタスコア94点でGOTY候補ってのも納得できます。

なので逆に〇×△□の「試練」系ステージはちょっとなぁーって思いました。確かに上述のように通常ステージは収集要素はともかくクリアそのものは至れり尽くせりでヌルゲーなので、試練系ステージが強烈なスパイスとなってはいます。(試練系ステージはステージ内チェックポイント無しかつ通常3Dマリオの難しめの面ぐらいには難しい)
が、試練系ステージって歯応えあってクリアできると達成感はすごいんですが、やってる最中「楽しい」かと言われると微妙なんですよねぇ… 一発喰らえば即あうぅんで最初からやり直しなので、ステージの高難易度ギミックを練習するために毎回ステージ前半もやらなくちゃいけなくて、それはマリオとか普通のアクションゲームだとあるあるなんですが、Astrobotというゲームのメイン部分では無かったことなんで頭に血が上る要素ではありました。というか、スプラッシュの試練と最後の試練が難しすぎるんですよねぇ… 完全なエンドコンテンツである最後の試練はともかく、スプラッシュの試練の異常な難易度とコンセプトの見えなささはどうよと思いました。ここら辺、Astrobotの数少ない減点要素です。

とはいえね、全体としては「現在出ている3Dマリオアクションなものの中で一番楽しい作品」という評価は揺るがないでしょう。ま、ぬるいっちゃぬるいんで高難易度をクリアする歯応えと求めるゲーマーには向いていないかもですが、とにかく楽しい作品をやりたいゲーマーには太鼓判を押せる作品ですね。「エルデンリングDLCを除いて」という但し書きは付くんですけど、GOTY候補になるのは納得できました。


でもなぁー、エルデンリングDLCがGOTY取って欲しいなあ…