アホアホな強さを誇る新免武蔵を倒してないけど、本編のストーリーは斎藤倒してクリアとなったのでとりあえず感想をば。総じて言うと神ゲーでした。プレイ時間は40時間台。
オープンワールドゲームの傑作
IGNのレビュー の言葉をパクるなぞると、とにかくオープンワールドとしての完成度が異常に高い傑作でした。マップを歩くたびに何かしらイベントが発生し、わりと報酬も良いのでサブクエずっとこなしてしまう病気にかかって全然抜け出せなくなり、そして楽しい。前の記事で単調言いましたが、よく考えたらアスレチックやってるだけなのにとにかく中毒性は高いんですよ。やめられないんです。ブレワイに匹敵する「オープンワールドゲームの楽しさ」を体現した一作なのは間違いないです。
ボリュームはちょっと足りないかも…
クソ面白かっただけに逆にボリューム不足を感じてしまいました。本作、スキルポイント自体は多めな方なんですが、各スキルツリーの上限がかなり低めに設定されているので、なんか、すぐ埋まっちゃいましたね。いや、オープンワールドとして傑作すぎて楽しすぎたからこそ、まだサブクエ続けたい!という気持ちの反面として出る感情ではあるんですが。つまらんゲームだったら惰性でサブクエやるけどほんとはやりたくねーさっさと終わってくれって思いますからね。
単調ではある
最初の1地方にて、探索要素の種類が全部お披露目されてあとはひたすらそれ繰り返すというゲームづくりではあるので、単調っちゃ単調なのはあります。まぁ逆に、中毒状態に入ったあとでは単調だからこそ睡眠時間を削って延々続けられちゃうんですけどねー。おかげで生活は壊れました。
戦闘はわりと辛口難易度
本作は投げ物ゲー寄りだった前作の記憶に比べると、真正面から回避・ガード・攻撃タイミングを覚えるゲームになったなあという印象です。難易度的にはこれ「普通」だよね?ってぐらいにはきついです。アサクリと違って「壊れスキル」みたいなのが無く、正面から殴り合う必要がどうしてもあるわりには敵の攻撃が苛烈だし多対一を強いられるし、ボスの攻撃のガードタイミングはシビアなので、特に後半はかなり難しいゲームになってました。スパイスとしては良かった一方、ラスボスの斎藤戦なんかはソウルライク並に死にまくってたのできっついきっつい。わりと反射神経ゲー臭いのをどう評価するかです。明らかにラスボス以上に強い武蔵さんを倒すまで私はやりきれるかどうか…
グラフィック最高・ストーリーも良し
グラフィックは文句なく最高。PS5専売だからこそ、PS5でやったときのクオリティは最近の他のゲームより上でしょう。ストーリーもあんまり捻ったものでは無かったんですが、ちゃんと最後まで見届けたくなるクオリティはありました。復讐譚であり、成長物語でもありましたね。味方キャラについてもツシマってわりかし状況が作り上げた即席の烏合の衆みたいなところがあったのが、今作は主人公にストーリー的な因縁を持つ人たちが集まって話としてしっかりしていると思いました。
まとめ
オープンワールドゲーとしてはもう間違いなく傑作。探索して報酬もらって強化してループが止まらず、中毒性が高いです。冷静に考えると単調気味なのも中毒性の観点では逆に助長してる印象。また、IGNのレビュー通り、マップをちょっと歩くだけで探索のために目印が次々に湧いてくるのが良いところ。ここはブレワイから進化したと言える差別化部分かも。
戦闘もスピーディーで歯ごたえありつつ、逆に言うと「ズル」がしづらい設計になっているのが反射神経が怪しくなってきたオッサンにはきついところ。
その他、やっぱ単調だわとか、ボリュームは物足りないかもとかもありましたが、とにかくオープンワールドの良さをガッツリ引き出したのが良すぎたので総合的には99点ぐらいつける作品ですね。
今年の(正確には来年の)ゲーム大賞はもうこれで決まりじゃないですか?個人的にはサイレントヒルfの「ホラーでありながらアホほど近接が強い主人公を出した」というアンバランスさの挑戦も評価したいけど。